品名: BN0@AMZ ~の荷物は詐欺じゃない
アマゾンからヤマト運輸で届く荷物の品名は BN0@AMZ から始まる場合がある
クロネコヤマトには、LINEやメールなどで荷物の配達を知らせる「お届け予定通知」サービスがあります。
クロネコメンバーズに登録すると、Eメールやクロネコヤマト公式アプリ、LINEやYahoo!アプリなどで荷物の配達を予告する通知をお受け取ることができます。
Amazon.co.jp様からのお荷物をお届け予定ですというタイトルで、品名はBM0@AMZから始まる数字が書かれています。
発送元がアマゾンなのはわかりますが、品名が見慣れない英数字が続くため、つい不審におもってしまいますね。
BN0@AMZとは、いったい何なのでしょうか。
BN0@AMZはAmazonから出荷された荷物
品名が
宅急便の品名欄には、通常だと中に入っている商品の具体的な品名を記載すると思います。
しかし、Amazonのフルフィルメントセンターからヤマト運輸に引き渡される荷物は、Amazon専用の配送伝票が使用されるため、配送伝票に具体的な品名は記載されませせん。
Amazonからクロネコヤマトに渡されるデータには、BN0@AMZの後に18桁の数字が続く、管理用の情報が品名として登録されているようです。
そのため、宅急便が共通で利用するクロネコメンバーズのお届け予定通知サービスに、BN0@AMZから始まる英数字が品名として表示されてしまうようです。
Amazonから出荷されたの荷物の品名情報は正しくない
クロネコヤマトのシステムにはBN0@AMZから始まる英数字が品名として登録されている
クロネコメンバーズのお届け予定通知サービスには、クロネコヤマトの基幹システムに登録されている情報が、そのまま印字されます。
クロネコヤマトの基幹システムは、2018年に第8次NEKOシステムへと切り替わりましたが、その際にコンピュータで発行された伝票の発送先情報や発送元情報、品名などの情報を、不在票やお届け予定通知などに利用するようになったようです。
アマゾンの荷物も当然伝票は手書きではなくコンピュータ発行されているので、登録されているデータが使用されます。
アマゾンから発送された荷物の場合は、品名がBN0@AMZで表示されるわけです。
詐欺ではない品名:BN0@AMZの荷物の見分け方
品名がBN0@AMZの荷物 = 詐欺というわけではない
アマゾンの注文で、クロネコヤマトが配達を担当する場合、配達お知らせのメールやLINEの配達通知に差出人名がAmazon.co.jp、サービス名:EAZY 、品名にBN0@AMZから始まる英数字が表示される場合があります。
ネットで検索すると、品名が BN0@AMZで始まる荷物はすべて詐欺と言い切っている記事も多いですが、100%詐欺というわけではありません。
Amazonで普通に注文しても品名欄は BN0@AMZから始まる英数字 が表示される
普通にAmazon.co.jpで注文しても、品名欄はBN0@AMZから始まる英数字が表示されます。
アマゾンの注文履歴を確認して、商品がクロネコヤマトで出荷されている場合には、お問い合わせ番号(トラッキング番号)で確認してみましょう。
LINEやメールの配達お知らせに表示されているお問い合わせ番号と一致している場合には、間違いなく自分の注文ですので受け取って問題ありません。
ほとんどのケースが、自分で注文した商品だと思います。
Amazonで注文してもされたギフトも品名欄は BN0@AMZから始まる英数字 が表示される
何もAmazon.co.jpで注文した覚えがなく、Amazonの注文履歴を確認しても注文がない場合は、誰かがあなた宛ての贈り物をAmazon.co.jpでギフト注文した可能性があります。
あなた宛てのギフトがAmazon.co.jpで届く場合も、お知らせメールやLINEの品名欄はBN0@AMZから始まる英数字が表示されます。
誕生日や記念日が近いなど、誰かからギフトが届くかもしれない場合は、あなたあてのギフトの可能性があります。
ギフトの場合、発送伝票の送り主欄に、「このお届け物はギフト(贈物)です」というメッセージとともに、贈り主の名前が表示されていますので、心当たりがあるか確認しましょう。
ヤフオクやメルカリなどの購入商品が品名BN0@AMZとして届く場合も
ヤフオクやメルカリなどのオークション・フリマサイトで購入した商品が、アマゾンからの品名BN0@AMZから始まる英数字の荷物として届くケースもあります。
考えられる理由の一つは、ヤフオクやメルカリなどに出品している商品が、実際にはアマゾンで販売されている商品の転売だというケースです。
出品者があなたの代わりにアマゾンで購入し、ギフトとしてあなた宛に発送すると、品名がBN0@AMZから始まる英数字として表示されます。
この手法は、Yahoo!ショッピングや楽天などでもみられていて、メルカリで購入したのに商品がアマゾンから届いたなどと問題になったことがあり、多くのサイトでは禁止されている行為です。
もう一つの理由は、複数の店舗をもつ会社が、配送業務をAmazonに委託しているケースです。
この場合も、注文は楽天やQoo10などで受付してますが、配送はAmazonに委託しているため、ヤマト運輸のシステム上はアマゾンからの荷物として取り扱われ、品名にBN0@AMZから始まる英数字が表示されます。
これは、Amazonが提供している、マルチチャネルサービスという正式な仕組みで、この場合はAmazonからの商品として届く場合があると注意書きがされている事が多いです。
品名欄が BN0@AMZから始まる英数字 から始まる心当たりのない代引きは要注意
代金引換の場合は送りつけ詐欺の可能性が高い
品名欄がBN0@AMZから始まる英数字の荷物で受け取りに注意が必要なのは、身に覚えのない代金引換の場合です。
見に覚えのない商品が、突然アマゾンからの代引で届く、送りつけ詐欺が確認されていて問題になっています。
何らかの方法で入手したあなたの住所を届け先に指定して、第三者が代金引換で注文している場合です。
この荷物を代金引換で受け取ってしまうと、注文していない商品の代金を支払わされることになります。
送りつけ詐欺の実際は不明
誰がなんのために送りつけ詐欺を行っているのか、いまだ全容はあきらかになっていません。
Amazonの出店店舗が、代金引換で売上金を騙し取る目的ではないかと言われていますが、注文履歴を調査すればすぐにバレてしまいます。
ライバル店が人気店への嫌がらせのために注文している、出品者が不良在庫を処分するためにランダムで注文しているなど、はっきりした目的は判明していません。
品名欄が BN0@AMZから始まる英数字 で心当たりのない代引き荷物が届いたら受け取り拒否しよう
クロネコヤマトに電話してコレクトサービスの受け取り拒否をしましょう
アマゾンから届く品名欄がBN0@AMZから始まる英数字の代金引換で、心当たりがなく、Amazonの注文履歴も存在しない場合は、送りつけ詐欺の可能性があります。
クロネコヤマトから荷物を受け取って、代金を払ってしまう前に、受け取り拒否してしまいましょう。代金引換の受取拒否は、クロネコヤマトサービスセンターへの電話でOKです。
クロネコヤマトのサイトに記載されている最寄りのサービスセンターに電話して「心当たりがない代金引換を受け取り拒否したい」と言いましょう。
伝票番号(お問い合わせ番号)があるとスムーズなので、手元に通知されてきた伝票番号を用意しておきましょう。
受け取り拒否をしても、送料や手数料が請求されることはありません。
配達に来たドライバーに受け取り拒否を伝えてもOKです
サービスセンターに連絡する前に、ドライバーが自宅まで配達に来てしまった場合も、伝票を確認してから「心当たりがないので受け取り拒否したい」と伝えましょう。
たとえ自宅まで配達に来たとしても、受け取りを拒否することはできますし、送料や代引手数料が請求されることもありません。
アマゾンから届く心当たりのない代引き荷物を受け取ってしまったら
アマゾンのカスタマーサービスに報告しましょう
Amazon.co.jpからの代金引換で、心当たりがなく、注文履歴も存在しない場合は、送りつけ詐欺の可能性があります。
一旦クロネコヤマトに代引の代金を払ってしまった場合には、クロネコヤマトに相談しても返金してもらえません。
クロネコヤマトから荷物を受け取って、代金を払ってしまった場合は、すぐにアマゾンのカスタマーサービスに報告しましょう。
アマゾンカスタマーサービスで送りつけ詐欺の被害者であると確認された場合は、開封済みでも支払った商品代金と代引手数料の全額が返金されます。
なお、Amazonからの返金は、Amazonポイントで行われる場合があるので、現金振り込みでの返金を希望する場合は銀行口座などの申告が必要です。